「Sofia先生(せんせい)、Felisです。
浜辺(はまべ)で少女(しょうじょ)が倒(たお)れたので、
介抱(かいほう)し、连(つ)れて参(まい)りました」
「お入(はい)りなさい」
「失礼(しつれい)します、さあ、Artemisiaさん」
「あぁ、はい…」

【诗を咏む圣女：∑οφια】(Sofia… the poetry reading consecrated female.)

呜呼(ああ)…　哀(かな)しみは海(うみ)の色(いろ)　苍(あお)く碧(あお)く
呜呼(ああ)…　苦(くる)しみは波(なみ)の音(おと)　强(つよ)く弱(よわ)く

少女(しょうじょ)の頬(ほう)は蔷薇色(ばらいろ)に　辉(かがや)きて美(うるわ)しの
されど若(わか)き蕾(つぼみ)は　悲(かな)しみに濡(ぬ)れて　未(いま)开(ひら)かず

闭(と)ざした瞳(ひとみ)は対(つい)の暗(やみ)　暗(くろ)く冥(くろ)く
锁(と)ざした堇(すみれ)は终(つい)の梦(ゆめ)　甘(あま)く苦(にが)く

何(なに)もない场処(ところ)だけれど　水(みず)と光(ひかり)　爱(あい)は満(み)ち足(た)りてよ
ようこそ此処(ここ)は【诗人の岛】(∧εσβος、Lesbos)
海原女神(θαλασσα、Thalassa)と太阳神(Ηλιος、Helios)
腕白(かいなしろ)き美女神(Καλλεα、Kallea)の圣域(せいいき)

贵方(あなた)が见(み)て来(き)たものも　呜呼(ああ)…世(よ)の真実(しんじつ)
不条理(ふじょうり)ばかり访(おとず)れる　呜於(おお)…嫌(いや)な现実(げんじつ)

されど世界(せかい)は　其(そ)れだけではないのよ
ねぇ…　お嬢さん(Misia)　宜(よろ)しくて？

辛(つら)いし痛(いた)いし酷(ひど)いし嫌(いや)だと　泣(な)き唤(わめ)いてみても
运命(うんめい)の白(しろ)き糸(いと)を　人间(ひと)は纺(つむ)げない

怖(おそ)れず揺(ゆら)るがず妬(ねた)まず恨(うら)まず　谁(だれ)よりも强(したた)かに
美(うる)しく世(よ)に咲(さ)き夸(ほこ)る　女(はな)に成(な)りなさい

纺がれる縦糸……(The Χρονος[Cronos] is woven...)

圣女は少女の不思议な力を见抜き
(The consecrated female detects the girl's strange ability.)
彼女が生きる道と术を示した
(She shows her the way and a method to live.)

【记忆の水底】(The bottom of the water of memories)

かつて(ここで)烈(はげ)しく(谁より)爱(あい)した人(ひと)がいたのよ(彼女(かのじょ)には)
されど(今は)远(とお)くへ(彼岸(ひがん)で)行(い)ってしまったわ

爱(あい)とは褥(しとね)に仕(つか)える为(ため)の　奴隷(どれい)ではないわ
まして子(こ)を孕(はら)む为(ため)の　道具(どうぐ)ではない

呜呼(ああ)…天空(てん)を大地(ち)を海原(うみ)を人间(ひと)を
己(おのれ)が运命(さだめ)を爱(あい)し
哀(かな)しみさえ粮(かて)に出来(でき)る　女(はな)に成(な)りなさい